【オリジナルブランドsonomamaについて

ブランド誕生の背景

 授産製品の販売促進には、品質のばらつきや認知度の低さなど、さまざまな課題があります。その中で私たちは、「品質の不安定さも個性である」と捉え、障がいのある方が手掛けた製品の魅力をそのまま伝えるブランド「sonomama」を立ち上げました。


「そのまま」の価値

 障がいのある方が制作する製品には、ひとつひとつに個性があります。スタッフが品質を整えすぎることで、その個性が失われてしまうこともあります。私たちは、製品の完成度よりも「その人らしさ」を大切にし、創作意欲を尊重したものづくりを支援しています。

 製品づくりは、「何ができるか」「何がしたいか」という本人の意思から始まります。そうして生まれた製品は、まさに“そのまま”の表現であり、個性の詰まった一点ものです。

品質と安心への配慮

 sonomamaでは、品質に過度なこだわりはしませんが、お客様に安心してご購入いただけるよう、最低限の品質は保証しています。また、製品の特長や背景を丁寧に説明することで、個性が魅力として伝わるよう努めています。



ロゴに込めた想い

 ブランドロゴには、太子町の象徴である二上山と、みかんをイメージしたオレンジ色の “ ” を組み合わせました。地域に根ざした事業所であることを表現し、親しみやすさと温かみを感じていただけるデザインです。

販売活動と今後の展望

 イベントや企画に応じて、製品の見せ方やブースの演出にも工夫を凝らし、事業所への関心を高めるとともに、工賃向上や新たな利用者の確保につなげていきます。

 sonomamaは、障がいのある方がそのまま認められ、自立と生きがいにつながる社会の実現を目指しています。